お魚が食卓に届くまで(前編)

お魚が食卓に届くまで(前編) 稚魚〜成魚(ブリ編)

モジャコ漁(天然種苗)

毎年4〜5月くらい

毎年、ゴールデンウィーク前後の5月初旬におこなわれる漁です。天草沖に浮遊している流れ藻、この下に身を潜めているモジャコ(ブリの稚魚)を網ですくい上げる漁です。出荷時は4kg以上になるブリも、この時は体重3〜20g程度の小さな魚です。

計量後イケスへ移動
計量後イケスへ移動

大きさの選別を終え、魚を傷つけないよう、ストレスを与えないように丁寧に扱います。

ワクチン接種
ワクチン接種

1ヶ月後

モジャコをイケスに移して約1ヶ月後、未然に病気を防ぐ為、ワクチンを注射します。もちろん水産用医薬品の為、国から認められているワクチンを使います。

飼育
飼育

1年半〜2年間

1年半~2年経つと魚体も約3kgぐらいになり、運動量も増え、エサをたくさん食べます。大きくなるとはじめの生簀では狭くなるので、大きな生簀に移します。

沖イケスから取上げ、出荷
沖イケスから取上げ、出荷

4〜6㎏で出荷

出荷が近づくと、大きさ(重量)をそろえる為、選別作業を行います。選別されたブリは大きな活魚船に積まれ出荷されます。出荷作業をする時も、魚の状態を確認しながら作業します。

運搬・備蓄用イケスへ
運搬・備蓄用イケスへ

魚を積んだ活魚船は、栖本事業所にある備蓄用イケスを目指して走ります。運搬中も魚の状態に注意して運びます。備蓄用イケスへ移す時も、傷をつけないように丁寧に扱います。

備蓄用イケスから取上げ
備蓄用イケスから取上げ

1〜2日静養後

備蓄用イケスに移された魚は、運搬中にストレスを与えている為、1~2日備蓄用イケスで様子を見ます。その後、当日加工される本数をイケスから取上げます。

ワクチン接種
即殺(生き〆)

イケスから取上げられた魚は、海岸に設置してある活〆機により瞬時にエラ、脊髄をカットし血抜きを行います。即殺された魚は、鮮度を保つ為に氷水の中へ入れます。(瞬時に体温を冷やします)

工場へ
工場へ

十分体温が冷えた所で、工場へ搬入工程に入ります。