組織の活動及び概要
概要
基本方針
養殖生産漁家にとって、依然として、魚価相場の乱高下により、持続的生産・経営安定が厳しい状況となっております。しかしながら、漁業生産における養殖漁業の役割は、世界的な規模で期待されています。計画生産できる漁業は養殖以外になく、安全・安心であり、その上美味しく食べられ、生産者が何時でも、自信をもって消費者の皆様に提供できるのが養殖魚です。本組合としても更なる生産漁家経営安定を目指し、情報の分析とその解明を組合員とカを合わせ知力を尽くす所存です。
また、組合員に信頼される組合を目指して、下記の【浜の活力再生プラン】の実現と重点目標に取り組みます。
【浜の活力再生プラン】
1.漁業収入向上の取組
- 品質向上対策の徹底
- 養殖魚の肉質改善
- 鮮度維持・処理・加工生産ライン整備
- 生産・販売体制の構築・販路拡大
- 生産管理
- 量販店への直接販売
- ブランド化
- 商品開発
- 冷凍味付け切身
- レトルト商品等他企業との共同開発
- 海外市場の開拓
- TPP関連国やアジア諸国への輸出拡大や新規輸出先の開拓
- 消費拡大
- 出張魚捌き教室
- イベントでのPR
2.漁業コスト削減
- 生産管理コストの削減
- 餌料代
- 省力化機器導入
- 生産管理の方法の構築
- 燃油コストの削減
- 省エネ型エンジンの導入
3.新規就業者、後継者の確保・育成
- 県や市と連携した新規就業者及び後継者の確保・育成
重点目標
1.人事改革・組織強化
- 人員、人材確保
- 定期異動、研修会への参加
- 経営検討会・部課長会議の充実
- 若手会議
- アイディア・取組事項の発掘、人材育成
- 品質管理チーム、営業チームの実用化
2.経営基盤・財務の安定
- 組合自己資本の増強
- 年度計画の実践と進捗状況の管理
- 不良債権を発生させない体制・対策作り
- 内部管理・牽制体制の確立
3.組合員向け指導体制強化
- 組合・組合員間の情報交換
- 生産者会議(マダイ・ブリ・トラフグ/各3回)
- 定期漁場巡回
- FAX等で情報提供
- 浜の活力再生プランへの取組
- 熊本・天草ブランドの確立
- 「天草ブリ」「天草さくら鯛」地域登録商標
- ASC認証取得への取組
- 魚食普及活動(年間15回)
- 料理教室・イベント等への組合員参加
- 経営安定を目指した勉強会開催
- 後継者育成(後継者若手部会立ち上げ)
- セーフティネット構築事業等
- 魚病対策(大学との共同研究)
- 赤潮対策・魚病対策強化
- 水質テレメータシステムの再稼働
- 赤潮早期対策協力体制強化
- 魚病は、水研センター、大学との共同研究
- 適正養殖漁業認証制度の充実
- 組合員全員取得を目指す
基本情報
名称 | 熊本県海水養殖漁業協同組合 | |||
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所在地 | 〒863-1901 熊本県天草市牛深町3465 | |||
設立 | 2007年(平成19年)11月 | 熊本県海水養殖漁業協同組合を発足 | ||
出資金 | 2,460万円 | |||
役員 | 代表理事組合長 | 深川 英穂 | 筆頭理事 | 平山 千一 |
次席理事 | 浦田 昌信 | 理事 | 田脇 誠一 | |
理事 | 濱 大吾 | 代表監事 | 五十嵐 久人 | |
監事 | 橋本 昭二 | |||
役職員 | 理事 5名 監事 2名 | |||
組合員 | 正組合員 38名 准組合員 3名 | |||
職員 | 22名 | |||
所属組合員養殖魚種 および放養尾数 |
マダイ(1〜5才)1,451万尾、ブリ(1〜3才)188万尾、トラフグ(1〜3才)113万尾、 シマアジ(1〜3才)168万尾、他にカンパチ、ヒラメ、マアジ、イサキ、イシダイ、カワハギ、 カサゴ、メバル、マグロなど |
職務組織図
主な事業内容
1. 購買事業
- 良質・安価な餌飼料の確保および組合員への安定供給
- 天草の地域特性を生かした配合飼料の開発
- 販売・加工事業との連携による熊本・天草ブランド魚開発
2. 販売事業
- 組合員生産魚の出荷・販売
- 各種種苗の確保および組合員への安定供給
- 種苗導入から成魚育成までの生産体制の維持
- 熊本・天草ブランド魚の販路拡大
3. 加工事業
- 栖本水産加工場による組合員生産魚の加工・販売
- 加工原魚の量的確保や品質の統一
- 生産履歴の整備指導・安全確認
4. 指導事業
- 生産魚の在庫調査・組合員の経営状況把握
- 組合員への全国的な市場動向や相場等の情報提供